先日、またまた『Sève』へ行ってきました。
私はフランスにいる前半期間は、全くと言っていいほどパティシエ・ショコラティエに興味を持ちませんでした。
せいぜい猛暑日のアイス、またはレストラン(またはブション)のコースにあるデザートを食べるくらいでした。
しかし、ここにきてヒット中です。
店内へ入り、美味しそうなケーキを発見。
お兄さんに「これください」と私。
お兄さん:どこから来たの?日本?東京?
私:東京から来ました。
お兄さん:僕はすごく日本に行きたいんだよ~。
私:そうなんですね。
お兄さん:日本語は「ありがとう」を知ってるよ。「ありがとうございました」はもう少し丁寧だよね?
と、お兄さんは日本にとても興味がある様子。
(ちなみにお店の商品冊子の1ページ目は「Wabi-Sabi japonais」という言葉が載っており、このお店を立ち上げたセーヴ氏は日本から刺激を受けたということが書かれています)
お会計をしたあと、チョコレートをおまけで袋に入れてくれました。
私:ありがとうございます~!!
お兄さん:あ、ブラックチョコが好き?
私:どちらも好きです。
すると追加して袋に入れてくれました。
ここ最近ちょくちょくお店に行ってるため、顔を覚えてくれたのでしょうか?
私:親切に、ありがとうございます。
お兄さん:日本語で「Du rien」は何ていうの?
私:「どういたしまして」と言います。
お兄さん:どういたしまして。
こういう日常の些細な会話がなんとも嬉しかったです。
この日買ったのは、モンドール(Mont d'Or)
断面図
下から
薄い板チョコで挟まれたムースは、フォークできれいにさすのが少々難しいです。
ただ、上(ミル子チョコムース)と下(ガナッシュ)それぞれ別に食べても十分美味しいです。
ミルクチョコムースは、口に入れるとス~~ッと軽やかに溶けてとっても美味しいです。
全体的に甘すぎることがなく、くどさが全くありません。
土台部分にあるフォユティーヌとは、薄い焼きクレープをサクサク細かく砕いたもの。
なんとも繊細な食感です。
どれを食べても美味しい『Sève』のケーキです。