こんにちは
映画のレビューをしたいと思います。
2021年5月21日からNETFLIXで公開されているフランスSF映画「オキシジェン(Oxygen)」を見ました。
あらすじ
完全に記憶を失った状態で、極低温ポッドの中で目覚めたリズ。生き延びるには、酸素が枯渇してしまう前に、自分が何者なのかを思い出すしかない。
感想
密閉された極低温ポッドの中、
ある日装置の故障により目覚めてしまった主人公「リズ」。
彼女は冷凍睡眠状態だったため記憶はほとんどない。
目覚めた時点で残りの酸素量は35%、時間でいうと43分。
本作品は、酸素が消えてなくなる前に「自分は誰なのか?」という手がかりを思い出し何とか生き延びようと奮闘する物語。
主人公はほぼ1人で、AIの医療オペレーターである「ミロ」とのやり取りで過去が明らかになっていく。
キーワードが「閉じ込め」であるならば、今のコロナ禍と重ね合わせずにはいられない。
仮に狭い場所や密閉空間が好きであっても、自らの意思でそこから出られないとなると相当なストレスだろうと、見ていて息が詰まりそうになる。
現に、ワクチンを連想させる鎮静剤(注射)のロボットが上から襲ってきたり、
主人公の夫が世界中で広がったウイルスで亡くなったりしている。
タイトルであるOxygenは、日本語で「酸素」という意味。
普段考えたこともないが、こうした状況を見ると酸素の必要性が良くわかる。
ヒトの冷凍保存、クローン、惑星移住、AIなどまだまだ非日常的な要素が多く興味深い作品。
限られた時間の中で物語がどう進むのか、ハラハラドキドキだった。
SF映画が好きな方は面白く観れると思います。