書籍レビュー
「人は話し方が9割」
この本は、2021年、日本で一番売れた本だそう(帯を見て知った)。
それだけ話し方のスキルを上げていきたいと思う人が沢山いるんですね。
そんな私もそのうちの一人。
コロナ禍でオンラインが主流となった昨今、対面だけでなく画面越しで人と接する機会が格段に増えた。
今までは表情やジェスチャーなどで補えていたところが、画面、もしくはマスク越しとなると、なかなか表情が伝わりにくい。
となると、大切なのは「どのように話すか」ということではないかと思う。
特になるほどな~と思った点は以下の3つ。
1. 全肯定する
2. 人は誰でも自分のことが一番で、自分に一番興味がある
3. 話し方で一番大切なことは、聞くこと
1つ目は、「全肯定する」ということ。
高校生を対象にしたリサーチでは、先進7ヵ国の中で日本は最下位。
日本人は「自己肯定感」が低い。
いくら高校生が対象とはいえ、これは私たちにも当てはまると思う。
「全肯定する」とは、話している相手を決して否定しない、また自身も相手に否定させないということ。
これはとても大切なことだと思う。
否定のない空間をつくることで、いろいろと発言が飛び交い、ポジティブな方向へ向かいやすくなる気がする。
また、当たり前かもしれないが「笑顔でうなずく」ことも重要。
自分が話しているときに相手がうなずいてくれると安心する。
人間のパフォーマンスは、力んでいるときよりリラックスしているときの方が上がるそう。
2つ目は、「人は誰でも自分のことが一番で、自分に一番興味がある」ということ。
集合写真があったら、まずは自分の顔を真っ先に見ますよね。(笑)
相手自身を主役にすれば、自然と相手の感情を高めることができる。
自分の話ばかりしていても、相手の感情はなかなか引き出すのは難しいですよね。
そして3つ目は、「話し方で一番大切なのは、聞くこと」。
おいおい、「話し方」についてじゃないの?と言いたくなるが、話し方を高めるためにはまずは「何を聞くか」が大切。
相手の求めている話をしないと、何を話しても意味をなさない。
話すことと聞くことは表裏一体なんですね。
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ビジネスであってもプライベートであっても、人とのコミュニケーションはとても大切。
特に、物事を肯定して、ポジティブに捉えることはすごく重要。
この本を読んで、苦手意識を持っていた「話し方」が前より良くなった気がする。
ちなみに日本人が一番好きな言葉は、「感謝」の言葉なんだそう。
常日頃から「ありがとう」「おかげさま」「感謝しています」、これらは口癖にしたいですね。