NETFLIXで配信されているフランスのドラマ、「エルヴィラの嘘」を見ました。
まだシーズン1のみですが、私的に結構面白かったのでご紹介します。
~あらすじ~
仕事と家事の切り盛りに疲れ果てたワーキングマザー。パートナーの浮気を疑い始めた彼女は、彼の気を引くために、重い病気にかかっているふりをする。
感想
家族から感謝されることのない、味気ない毎日を変えるきっかけが「嘘をつくこと」というのは切ないです。
主人公エルヴィラは、自身が病気にかかったと嘘をつくことで、家族からこれまで以上に関心を持たれ優しくされます。
彼女はそんな状況を楽しみます。
浮気がちのパートナーはエルヴィラに結婚を申し出、
子どもは「どのようにしてママを手伝うか」というブログを開設し(本人の許可なしに)、同じ境遇の子どもたちに発信します。
しかし、ある時(ようやく)家族はエルヴィラが自分たちに嘘をついていたことを知ることになります。
エルヴィラは自分がどれだけつらかったかを説明し理解を求めるも、家族から返ってきた言葉は、
「だますなんて許せない」
「嘘つき呼ばわりされる(ブログにて)」
「誰もママに家事なんて頼んでない」
しまいには「死ねばよかったのに」
とまで言われてしまい、彼女は家を追い出されることになります。
この辺りは、「そうなるか」とちょっと理解できませんでした。
続きはシーズン2ということなのでしょう。
全体的に地味めなドラマですが、だからこそリアリティがあります。
スタンドバイミーなど、ときおり流れる挿入歌が良いです。