フランスのコメディー映画、
「奇人たちの晩餐会(Le Dîner de cons)」
現地の友だちが面白いよとおすすめしてくれた作品です。
あらすじ
出版社の社長ピエールと友人たちは毎週水曜日、密かに“奇人たちの晩餐会”を開いている。参加者は自慢の奇人変人を連れてくる。その日、ピエールが連れてきた奇人は、かつてない超変態だった……。
感想
金持ちのお偉いさん方が、バカを集めて毎週会を開き、それらを笑い楽しむ。
そして、その中からバカのチャンピョンを選ぶという皮肉たっぷりのお話です。
ピエールが連れてきたのは、「世界一かもしれない」というムッシュー・ピニョン。
税務局で働く彼の情熱は、マッチ棒を使ってエッフェル塔などの模型を作ること。
この作品の面白いところは、ただ金持ちがバカを笑いものにするだけでなく、
ピニョンも、ぎっくり腰や妻が家出してしまったピエールに対して「彼は最高に不幸なんだ」と負けず劣らず皮肉るところです。
ピニョンのマッチ棒模型コレクションへの情熱を語る姿、
自作の留守電メッセージ、
ベルギー訛りのフランス語を話すシーンなどなど、
思わず笑ってしまうシーンが満載でとっても面白い作品です。