こんにちは
今日は、私が読んだ本の要点をまとめます。
書籍名:ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える世界一美味しいコーヒーの淹れ方
著者:井崎英典
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2019年12月18日
リンク
この本は、自分好みの味を知り、自分にとって最高の1杯を自宅で淹れる方法にこだわった1冊である。
著者は、第15代ワールド・バリスタ・チャンピオンの井崎英典氏。
① コーヒーとは
- 世界中で最も親しまれている飲み物
- 世界の貿易取引額は、石油に次いで2位
- 世界で1日20億杯飲まれている
- コーヒーは結局、苦いか酸っぱいか
② 素材が命
- コーヒーは、素材が命である(詳しい生産地、焙煎日、店舗の豆の入れ替わり状況をチェック)
- 豆の常温保存の場合、焙煎後2週間、長くても1ヵ月が限度
- コーヒーは豆のまま購入し、抽出の直前に挽くのがベスト
- 豆は、購入時のパッケージのまま保存するのが良い
- バリスタの提案は、豆の購入後は冷凍保存
- コーヒーの味わいの評価方法は、冷めても飲めるか否か
- 地域ごとの味わいの特徴 ↓
地域 | 主な国 | 味わい | 特徴 |
---|---|---|---|
南米 | ブラジル、コロンビア | バランス系 | バランスの良い味わい、酸味は穏やかで丸みのある味わい |
中米 | パナマ、グアテマラ | キレ・スッキリ | 軽やかな味わいや柑橘系の爽やかな酸味 |
アフリカ | エチオピア、ケニア | キレ系 | エレガントでフルーティーな香りと酸味 |
東南アジア | インドネシア | コク系 | ガツンとした苦みとコク、エキゾチックな香り |
③ 抽出について
- 抽出の奥義は、お湯とコーヒー粉を最適な比率で効率よく混ぜること
- グラインダーは、抽出の命
- ドリッパーは、お湯の温度を下げないよう保温性の高いセラミック製が良い
- 抽出は、ドリッパーを温めてから行う
- 抽出比率の基本は、お湯100gに対して豆6~8gが目安(2人分:お湯300g、豆18g)
- 「蒸らし」、「本抽出」の2段階の抽出フェーズ:蒸らし20%(1分)→本抽出1投目20%(1分)→本抽出2投目60%(1~2分)
- コーヒーは98~99%が水であり、どの水を使うかで味が大きく変わる
- 理想の水の硬度は約30~50mg
④ 読んだ感想
本書は、初級から上級者に向けたコーヒーの淹れ方の理論が書かれた本である。
コーヒー初心者の私には、専門的なことが多く書かれており少々難しいな、というのが最初の正直な感想である。裏を返せば、コーヒーショップのオーナーやバリスタを目指す人までもが本書を通じてコーヒーの淹れ方について深く学ぶことができる。
コーヒーの淹れ方や味に正解はなく、だからこそこだわりを持って自分好みの味を見つけることに意義がある。生産国、品種、焙煎度合い、抽出方法などによって大きく味が変わるコーヒーは、ワインと同様にとっても奥が深いんだな~と実感した。
この本に書かれているポイントを少しずつ抑えながら、私も自分なりの美味しいコーヒーを淹れたいなと思う。コーヒー豆の生産国に思いを馳せながら・・・
リンク